洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう) ・ 崑崙花(こんろんか)
●洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)
秋、散策路に咲いていた花、洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)。
花言葉は「野生」。
初夏から秋にかけて、紅紫色の茎先が枝分かれし、次々と花穂をつけて四方に広がりながら、花弁のない淡い紅色を帯びた白い小花が咲いて緑の実を結び、秋に黒く熟します。
植物全体が有毒。食べた場合のみならず、「皮膚に対しても刺激作用がある」そうなので、むやみに折って汁を触ったりしないほうがいいのかもしれません。素朴で美しい花でした。
●崑崙花(こんろんか)
秋、散策路に珍しい花、崑崙花(こんろんか)が咲いていました。
花言葉は「神話」。別名は白いハンカチの花です。
夏になると、1枚だけ大きくなった白い葉(萼)が涼しげに開き、花径1cmほどの黄色い星形の小さな花が中心に集まって咲きます。
花の名は、白い萼(ガク)を、黄河の源で天界への入り口とされた神々の住む崑崙山に積もる雪にたとえて名づけられたそうです。
花の開花時期は、7月~9月頃。
白色が目立つので、季節の白い花だと認識している人もいるでしょうが、花びらのように見える白い箇所は、花びらでもなく、葉でもなく、萼片です。