箆大葉子(ヘラオオバコ) ・ 木香薔薇(もっこうばら)
●箆大葉子(ヘラオオバコ)
ヘラオオバコは、ヨーロッパ原産の帰化植物で道端に生える野草です。
細長いへら状の葉を水平から斜め上に放射状に伸ばし、その上へ茎を幾本もひょろひょろと30から50センチくらいに伸ばして花の穂をつけます。
穂には小さな花が密生しており、下から上へと次々に咲き上がっていく。穂の周りに細い糸に支えられてつき、白い輪のように目立つのはおしべです。
花色は、白色、淡い緑色。開花時期は、5~9月。
花言葉は、「惑わさないで」。
●木香薔薇(もっこうばら)
春から初夏にかけての気候のよい時期、つるにたくさんの小さな花をつけ、優しい香りを漂わせます。
中国原産のバラの原種の1つで、つる性のいわゆるつるバラと呼ばれて枝にはトゲがなく4~5月に花を咲かせます。花の直径は2~3cmほどで、白い花の方が強い香りを放ちます。日本には江戸時代に黄色の八重咲き品種が渡来しました。
和名は、インド原産の植物からとれる芳香剤の「木香:モッコウ」の香りに似ていることからつけられたといわれています。
花言葉の「あなたにふさわしい人」は、何かに寄り添って伸びていくつるバラの性質に由来しています。
開花時期は4~5月。