大紫露草(おおむらさきつゆくさ) ・ 棕櫚の花(しゅろのはな)
●大紫露草(おおむらさきつゆくさ)
ムラサキツユクサは、シュッと長い葉っぱが垂れ下がり、間から紫色の花をたくさん咲かせます。中心の雄しべが黄色く、花に明かりがともったような見た目は、落ち着いた雰囲気があります。
また、1つ1つの花は1日でしぼんでしまいますが、次々と花が開く姿からはたくましさが感じられます。
花は大形で花径4センチから5センチの青紫色の3弁花を咲かせます。花の中央には雄しべが6本と雌しべ(花柱)があります。萼には毛が多いです。
「ひとときの幸せ」という花言葉は、1日で枯れてしまう様子に由来してつけられました。「尊敬しています」は、次々と新しい花を咲かせる、力強い姿にちなみます。
開花時期は5月~9月、花の色は青紫、紫、白、ピンク。
●棕櫚の花(しゅろ)
晩春から初夏に、まっすぐ伸びた円柱形の幹先に数十枚の葉を広げ、深い切れ込みの入った扇状の葉の間から伸びた花枝に、淡黄色の花が密集して咲き、晩秋に実が房になって黒く熟します。
大きな熊手のような形の葉と、独特の樹型が好まれ、公園や庭園において「装飾樹」として植えられています。幹の繊維は堅い為、紐やタワシとして利用されます。
花色は、淡黄色(雌花)。花言葉は、「勝利」「不変の友情」。
開花時期は、5~6月。