花梨の花(かりん) ・ 山吹八重(やまぶきやえ)
●花梨(かりん)
カリンは3月~5月ごろに淡いピンク色の花を咲かせ、果実は10月~11月ごろに熟します。
果実は芳香を放ち、果実に含まれる成分(カリンポリフェノール)はのどの炎症をしずめるとされ、のど飴にも多く配合されています。
和名のカリンは、その木目がフタバガキ科の花櫚(かりん)に似ていることに由来するともいわれます。
なお、かつてカリンはボケ属(Chaenomeles)に分類されていましたが、現在はカリン属(カリンのみの1属1種)とされます。
春の花(果実は秋)。花色はピンク、白。
開花時期は3月~5月、熟果期は10月~11月。
花言葉の「豊麗」は、春に淡く美しいピンク色の花を豊かに咲かせることにちなむといわれます。
●山吹(やまぶき)
山吹は、日本や中国を原産とする落葉低木で、樹高は1~2mほどに生長します。
葉っぱは卵型で縁にギザギザがあり、全体に毛が生えています。表面が濃い緑、裏面は淡い緑色をしていることが特徴です。
4~5月には、鮮やかな黄色の花を枝の先にたくさん咲かせます。
花の直径は2~3cmと小さく、花びらは一重もしくは八重です。
この花の姿が美しく、たくさんの和歌にも読まれてきたことから、山吹は春の季語とされます。
花言葉は、「気品」「崇高」。開花時期は、4~5月。