三つ葉つつじ(みつばつつじ) ・ 立坪菫(たちつぼすみれ)
●三つ葉つつじ
秋に葉を落として冬を越し、春に細く伸びた軽やかな枝先に紅紫色の明るい花が咲いたあと、ひし形の葉が3枚出ます。
花の名は、花が連なって咲く意味のツヅキ、筒形の花がツツシベ、ツツなどと呼ばれていたのが次第にツツジになり、開花後、枝先に3枚葉を出すことから名づけられました。
花言葉「節制」は、もともと山地や高原に自生していて、厳しい環境に強いとされることからつけられたそうです。
開花時期は、4~5月。
●立坪菫(たちつぼすみれ)
日本を代表するスミレです。「スミレ」の呼び名は、花の形が“墨壷(すみつぼ)”や“墨入れ”と呼ばれる大工さんの道具に似ていることから、“スミイレ”と呼ばれていたものが「スミレ」になったと言われています。
立坪の花の名は、道端や庭の意味の坪と、花の盛りを過ぎると茎がしだいに立ち上がってくることから名づけられました。
花色は薄紫。大きさは1cm~2cmと小さめで、葉は丸みを帯びたハート形をしています。
花の後は種子を散らして翌年に再び花を咲かせます。
花言葉は、「誠実」「小さな幸せ」。
開花時期は、3~5月。