寒芍薬(かんしゃくやく) ・ オカメザクラ
●クリスマスローズ(寒芍薬)
クリスマスローズ(別名寒芍薬:かんしゃくやく)
花名のクリスマスローズは、クリスマスの頃にバラに似た一重咲きの白い花を咲かせることに由来します。また、クリスマスローズは下向きに咲く花の風情から和名を寒芍薬と呼ばれ、茶席に似合う茶花として12月~3月の長きにわたり飾られます。
花茎は上部で分枝、先端に数個の花をつけ、花色は淡黄緑、白、赤紫色など多くの園芸種があります。
花弁は中心部の小さい部分、美しく見えるのはガク片で、咲き終わっても長い間枯れずに鑑賞することができます。貴重な原種に微かな香りや、黄色の八重咲きの花もあります。
花言葉は「慰め」。
開花時期は、12月~2月。
●オカメザクラ
沖縄のヒカンザクラ(寒緋桜)とマメザクラ(豆桜・富士桜)を交配して、イギリスのサクラ研究家イングラム氏によって作られたのが「オカメザクラ」だそうです。
オカメザクラは早咲きのサクラで、ソメイヨシノ(染井吉野)より2週間ほど早く3月中旬から咲き始めます。花はカンヒザクラとの交配種なので色が濃く、特に萼(ガク)が濃い紅色で目立ちます。