梔子(くちなし) ・ 枇杷の実(びわ) ・ 蔓花茄子(つるはななす)
●梔子の花(くちなし)
初夏の風に鼻をくすぐる甘い香りを放つクチナシの花。クチナシは、ジャスミンのような香りがするので英語では「ケープ・ジャスミン(Cape jasmine)」と呼ばれています。
ケープは喜望峰(Cape of Good Hope)のことです。もともと一重咲きのクチナシ。
品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されておりガーデニアとも呼ばれています。
花言葉は、「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」。
開花時期は、6月~7月。
●枇杷(びわ)
枇杷は、古代に中国から渡来したとされる果樹です。樹高2~5mに生長し、高いものだと10mほどの大きさになります。
楕円形をした肉厚な葉っぱには、くっきりと葉脈が浮き上がっています。この葉っぱの形が琵琶に似ていることが、名前の由来です。
枇杷の葉や種が、奈良時代から民間療法に利用されてきたことから、「治癒」という花言葉がつけられました。また、「密かな告白」は、咲いていることに気づかないほど花が小さいことにちなんでいます。
12~2月に白い小さな花を咲かせ、結実して6月に収穫期を迎えます。
オレンジ色の果実は、薄い産毛で覆われており、食べると酸味が少なく、わずかな渋味があります。
●蔓花茄子(つるはななす)
涼しげな花、蔓花茄子が咲いていました。初めて観る花です。紙で造作したような花でした。
ツルハナナスは、さわやかな印象の夏の花で、ナス科の常緑つる植物です。
野菜のナスのような花を、夏の間中つる先に咲かせます。咲き始めは薄紫色ですが、咲き進むにつれて次第に白く変化し、星形の小花が集まって咲きます。
花色は、青紫~白。花言葉は、「さみしがりや」。
開花時期は、7~10月。