花韮(はなにら) ・ ムスカリ
●花韮(はなにら)
花韮の花はとても美しく小さなお花が特徴です。
花びらの色は白と青、種類によっては紫やピンク色、野花に近いハナニラであれば、深い青色のような種類があるのもあります。
また、花の形は星形のような花びらの葉先が尖っているのが特徴です。
また、春(3~4月頃)に花を咲かせることから英語で「Spring Star Flower」とも呼ばれています。また葉がニラの葉の形に似ていて、球根の香りや、葉や茎を折った時にニラに似た強い匂いがすることから「花韮」と名づけられたそうです。
青い筋の入った白い花の色に、物悲しさを感じることから「悲しい別れ」という花言葉や、あまり世話をせず放っておいてもしっかりと育つため「耐える愛」という花言葉がつけられたようです。
開花時期は3月~5月。
●ムスカリの花
ムスカリは、真っ青な花を茎の先につける姿が印象的な球根植物です。
草丈は10~30cmに生長します。長く伸びた茎の先に、紫や青の小さな花をブドウの房のように花を密集させて咲かせます。花びらはあまり開きません。ムスカリの語源は、花の香りがムスク(麝香)に似ていることにちなんでつけられたようです。
ヨーロッパでは青い花は悲しみの象徴とされることが多いことから、「失望」「失意」という花言葉を持つようになりました。また、その悲しみから立ち直るという意味をこめて「夢にかける思い」「明るい未来」という花言葉がつけられたとされています。
開花時期は、3~5月。