麦藁菊(むぎわらぎく) ・ ゼラニウム ・ 文目(あやめ)
●麦藁菊(むぎわらぎく)
属名「ヘリクリサム」は、ギリシャ語の「太陽」と「黄金」を組み合わせた言葉に由来します。
キク科 一年草(本来は多年草)。 全草が乾燥した質感なので、まるで麦わらで作られているかのようなキク、と言う意味から、この名前になりました。
花びらに見えるのは、萼が変化した「総苞片(そうほうへん)」という器官です。ガラス質の一種「ケイ酸」を含んでいるため、独特の質感をもちます。触ると硬くて、キラキラとした光沢があります。
花色は、黄、オレンジ、白、赤、紅色、ピンク。
花言葉は、「思い出」。
開花時期は、5~9月。
●ゼラニウム
属名のペラルゴニウムは、ギリシア語の「pelargo(こうのとり)」に由来します。
花後の果実に突起があり、こうのとりのくちばしに似ていることから名づけられました。種類によって葉に独特なにおいがあり、一般的な園芸品種の多くは青臭いにおいを放ちます。ヨーロッパでは、このにおいを虫が嫌うので虫よけとして、また魔よけや厄よけの効果があるとされ、窓辺に置く花の定番になっています。
赤の花言葉は、「君ありて幸福」。ピンクの花言葉は、「決心」「決意」。
開花時期は、3~11月。
●文目(あやめ)
アヤメは、山野中の草地に自生する植物です。紫色をした独特の花姿が印象的で、生け花の花材などとして古くから親しまれてきました。
名前の由来は、葉っぱが並列に立っている姿が、木目に合われる「文目」という模様を思わせることからと言われています。草丈30~60cmに生長し、高く伸びた茎の先に1~3輪花を咲かせます。花びらは中心に6枚、外側に3~4枚あり、反り返って独特の形をしています。花の付け根は色が薄くなっており、網目が入っていることが特徴です。葉っぱは細長く、まっすぐ立つように生えています。
花言葉は、「よい便り」「メッセージ」「希望」。
開花時期は、4~6月。