睡蓮(すいれん) ・ 酔仙翁(すいせんのう) ・ 雪の下(ゆきのした)
●睡蓮(すいれん)
水面に浮いたように大きな花を咲かせる睡蓮は、幻想的な雰囲気を演出してくれます。
睡蓮は、朝に咲いた花が夕方には眠るように閉じてしまいます。この様子と、放射状に広がる花姿から、古代エジプトでは太陽のシンボルとされており、装飾のモチーフや神話などに睡蓮はよく登場します。
花言葉の「信仰」は神聖な花であることにちなむとされています。「清純な心」という花言葉は、野生の睡蓮の多くが白い花を咲かせることに由来しています。色別の花言葉は、白は「純粋」、ピンクは「信頼」。
開花時期は、5~10月。
●酔仙翁(すいせんのう)
晩春から夏に、やわらかな白い綿毛でおおわれた茎の上部で枝分かれを繰り返しながら、銀白色の葉の間からすっと伸びた茎先に、紅紫色の五弁花が一輪ずつ次々と咲きます。
花の名は、センノウ(仙翁)の仲間で赤い花を酔って赤くなった顔にたとえて名づけられました。赤い花をほろ酔いの仙人(仙翁)にたとえたともいわれています。
花言葉の「私の愛は不変」は、よく分枝する茎先に鮮やかな紅紫色の花が次々と咲き、長い間楽しめることからつけられたそうです。
開花時期は、6~9月。
●雪の下(ゆきのした)
雪が積もっていてもその下に緑の葉を付ける生命力から名付けられたとされるユキノシタ。
ユキノシタ科・ユキノシタ属に分類される常緑多年草です。赤みを帯びた濃い緑色の葉っぱは、ハート型で丸みがあり、縁はギザギザしています。また、葉っぱの表面には、葉脈にそって白い斑が入ります。春になると、20~50cmほど茎を伸ばし、紅や黄色の斑点がある白い花を咲かせます。花びらは5枚で、上の3枚が3mm、下の2枚は10mmほどの長さになる独特の花の形をしています。
花言葉は、「深い愛情」「博愛」。
開花時期は、5~7月。