梅花空木(ばいかうつぎ) ・ 豚菜(ぶたな) ・ 毒痛み(どくだみ)
●梅花空木(ばいかうつぎ)
晩春から初夏にかけて、地ぎわから枝分かれして伸びた枝先や浅いギザギサのある(鋸歯)葉のわきに、白い4弁の清楚な花が集まって咲き、ほのかに香ります。
花の名は、枝がウツギ(空木)のように中空になり、白い花がウメ(梅)の花に似ていることから名づけられました。
花言葉「気品」はウメと同じ花言葉で、初夏に咲く涼やかな香りのある白い花の清らかさをたとえています。開花時期は、5~7月。
●豚菜(ぶたな)(たんぽぽもどき)
豚菜は、背丈があり茎は細め、スッキリした感じです。景色にも映え、原っぱを楽しくしてくれる花です。フランスでは「豚のサラダ」と呼ばれており、「豚菜」と名がついたそうです。茎の先に花径3センチから4センチの舌状花だけからなる頭花をつけます。舌状花は黄色で、遠くから見ると蒲公英(タンポポ)のように見えます。ただし、タンポポ属は1つの花茎に1つの頭花をつけますが、豚菜(ブタナ)は花茎が枝分かれして複数の頭花をつけます。
花言葉は、「最後の恋」。
開花時期は、6~9月。
●毒痛み(どくだみ)
半日陰地を好み、住宅の周辺や道ばたなどに自生するドクダミ。
花言葉の「野生」は、繁殖力が高く、ちぎれた地下茎からでも繁殖するたくましさに由来するといわれています。
ドクダミの白い花びらのように見えるのは総苞片(花を保護する葉)であり、棒状の花序に淡黄色の小花が密生しています。通常、白い総苞片は4枚ですが、これが多数ある八重毒痛み(ヤエドクダミ)もあります。
開花時期は、5~7月。