クレマチス ・ 色待宵草(いろまつよいぐさ) ・ イヌビエ
●クレマチス(アーマンディー紫)
昨年見かけて名前が分からなかった花、「クレマチス」が、色鮮やかに咲いていました。今年はきっちりと撮影しました。
クレチマスはつる性の植物で、地面や壁面に沿って細長いつるを伸ばし、大きく華やかな花を咲かせます。花びらのように見えるのは、色のついた萼(がく)と呼ばれる葉っぱが変化したものです。クレマチスという名前は、ギリシア語でつるを意味する「klema」が語源で、つるの印象が強いことからイギリスでは「つる性植物の女王」と呼ばれています。北半球を中心として世界中に自生し、形や色、開花の時期も様々です。
花色は、赤、ピンク、白、青、紫、黄など。
花言葉は、「精神の美」「旅人の喜び」。
開花時期は、5~10月。
●色待宵草(いろまつよいぐさ)
春の終わりと夏の訪れを告げる花「色待宵草」が咲きました。まだ咲はじめで、これから開いていきます。
晩春から初夏に、小さい楕円形の葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、めしべの先が4つに割れた十字形の4弁花が、赤やピンク、白などの花弁をひらひらさせて咲きます。
名前は、マツヨイグサに似ていてカラフルな色があることから、色つきのマツヨイグサ(待宵草)としてつけられたようです。
花言葉は、「変わらぬ熱愛」「静かな喜び」。
開花時期は、5~7月。
●イヌビエ
イヌビエはイネ科の一年草です。湿気の多い地に自生する野草です。
草丈は60~100㎝、葉は線形で先端がとがっています。葉には細かい鋸歯が見られ、茎の先に10~25㎝程度の花穂を出します。小穂は3~4㎝程度で長い芒があります。万葉集にはノビエとして登場します。
開花時期は、8~10月。