長実雛芥子(ながみひなげし) ・ マーガレット ・ 竹の子
●長実雛芥子(ながみひなげし)
(学名:Papaver dubium)は日本では長実雛芥子、長実雛罌粟と言った名前が付いており、ヨーロッパが原産地となっています。赤色もしくはオレンジ色の花びらを4枚ほど咲かせ、高さが20~60cmほどまで育ちます。ヒナゲシによく似ており、多いもので1株約15万個の種を実らせ、繁殖力や生命力から、雑草のように各地に広がっています。
花色は、紅色、オレンジ色。帰化植物として日本では自生しています。
花言葉は、「誘惑」。
開花時期は、4~5月。
●マーガレット
マーガレットの原産地は、アフリカのカナリア諸島です。ただし、フランスで園芸用に品種改良されたマーガレットが世界に広まったので、フランス語でマーガレットを指すパリ・デージー(Paris daisy)という別の名前も持っています。マーガレットの語源は、ギリシャ語の「真珠」を意味するマルガリーテス(margarites)に由来しています。マーガレットは英語で、ドイツ語ではマルガレーテと呼ばれています。
花色は、赤、紫、ピンク、白、黄。
花言葉は、「恋占い」「真実の愛」。
開花時期は、3~6月。
●竹の子(たけのこ)
和名の竹(タケ)の由来には諸説あり、高く伸びることを意味する「丈(たけ)」や「高(たか)」を語源とする説、タケノコの成長の早さから「長生う(たけおう)」や「高生え(たかはえ)」と呼ばれ「たけ」に転訛したとする説などがあります。英語では「Bamboo(バンブー)」と呼ばれます。
なお、高さ25mに達する日本最大のタケ「孟宗竹(モウソウチク)」の名前は、季節はずれの冬にタケノコを求めた母のために竹林に入り哀嘆したところ、たけのこが生えてきたという中国三国時代の呉の人物、孟宗の故事にちなみます。
花言葉の「節度」「節操のある」は、竹が茎の区切りとなる節(ふし)をもっていることにちなむといわれます。
「孟宗竹(モウソウチク)」「亀甲竹(キッコウチク)」「金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)」「真竹(マダケ)」など150種以上。食用にされる筍(タケノコ)の代表格は、3月~4月に発芽するモウソウチクです。大型・肉厚で柔らかくえぐみも少ないのが特徴です。他にはハチク(時期は4月~5月)やマダケ(5月~6月)もよく知られています。
竹の子の時期は、3~6月。