立坪菫(たちつぼすみれ) ・ 藪蛇苺(やぶへびいちご) ・ 花片喰(かたばみ)
●立坪菫(たちつぼすみれ)
日本を代表するスミレです。「スミレ」の呼び名は、花の形が“墨壷(すみつぼ)”や“墨入れ”と呼ばれる大工さんの道具に似ていることから、“スミイレ”と呼ばれていたものが「スミレ」になったと言われています。
立坪の花の名は、道端や庭の意味の坪と、花の盛りを過ぎると茎がしだいに立ち上がってくることから名づけられました。花色は薄紫。大きさは1cm~2cmと小さめで、葉は丸みを帯びたハート形をしています。花の後は種子を散らして翌年に再び花を咲かせます。
花言葉は、「誠実」「小さな幸せ」。
開花時期は、3~5月。
●藪蛇苺(やびへびいちご)
バラ科キジムシロ属のヘビイチゴは別名をドクイチゴ(毒苺)といいます。日本では蛇苺と言った名前が付いており、東南アジア、日本が原産地となっています。
花の色は、黄色の小さな花が咲きます。果実は紅色。食べられるが味は微妙。別名をドクイチゴとも呼ばれるが、無毒です。
花言葉は、「可憐」「小悪魔のような魅力」。
開花時期は、4~6月。
●花片喰(かたばみ)
カタバミは世界中に分布している植物で、日本では道端や庭、畑など地面を這って自生しています。ハート型の葉を3枚つけ、黄色くかわいらしい花を咲かせます。
ムラサキカタバミは、南アメリカ原産のカタバミで、江戸時代末期に日本に渡来し、その後広い範囲に帰化しました。環境省には、要注意外来生物に指定されています。3~7月に、淡いピンクや白の花を咲かせます。
花言葉は、「輝く心」「喜び」。
開花時期は、5~10月。