立坪菫(たちつぼすみれ) ・ 木瓜の花(ぼけ)
●立坪菫(たちつぼすみれ)
早春、野原や畦などでみかける可憐なスミレ科スミレ属の耐寒性多年草です。 「タチ(立ち)」は、花後に茎が立ち上がることから、「ツボ(坪)」は庭のことです。
草丈は低く、中輪咲きで、花色は薄青紫色です。 花柄には毛はありません。有茎で葉色は緑、葉形はハート形(心形)、葉縁に鋸歯があります。
夏に付ける蕾は閉鎖花と言い、花を咲かせずに蕾の中で受粉し、結実してしまいます。
草丈は5~30cm、開花時期は3月~5月、花色は薄青紫 ・白、花径は1~2cm。
●木瓜の花(ぼけのはな) 緋木瓜・更紗木瓜・木瓜
木瓜は3~5月に赤、白、ピンク、オレンジの花を咲かせます。
11月頃から花が咲き始めるものもあり、春に咲くものと区別して「寒木瓜」と呼ばれています。
また、花後の9~10月には青い実をつけます。実は香りがよく、果実酒やジャムが作って楽しむことができます。
たくさんの花言葉をもっていますが、どれも由来や意味は伝えられていません。ただ、「先駆者」という花言葉は、織田信長が家紋としてボケを用いていたことに由来しているとされています。
花色は、白、赤、ピンク、オレンジ。
開花時期は、3~5月。