花蘇芳(はなずおう) ・ 三葉つつじ(みつばつつじ)
●花蘇芳(はなずおう)
春になると、幹や枝いっぱいに赤紫やピンクの小さな花を咲かせます。
また葉が出る前に花が咲くので、シンプルな色合いが目を引きます。
ハナズオウの仲間であるセイヨウハナズオウは、イエス・キリストに仕える十二使徒の一人「ユダ」がキリストを裏切った後、命を絶った場所に生えていた木です。
この話から、「疑惑」「裏切り」「不審」という花言葉がハナズオウにも付けられました。
花色は、赤紫、ピンク、白。開花時期は、4月。
●三つ葉つつじ
秋に葉を落として冬を越し、春に細く伸びた軽やかな枝先に紅紫色の明るい花が咲いたあと、ひし形の葉が3枚出ます。
花の名は、花が連なって咲く意味のツヅキ、筒形の花がツツシベ、ツツなどと呼ばれていたのが次第にツツジになり、開花後、枝先に3枚葉を出すことから名づけられました。
花言葉「節制」は、もともと山地や高原に自生していて、厳しい環境に強いとされることからつけられたそうです。
開花時期は、4~5月。