紫木蓮(しもくれん) ・ 花梨の花(かりんのはな)
●紫木蓮(しもくれん)
紫木蓮は、春になると紫色の花を木いっぱいに咲かせるポピュラーな花木です。
日本での歴史は古く平安時代に書かれた書籍には記録が残されています。また、海外でも人気が高く、欧米では街路樹や庭木に利用されています。
学名はマグノリア。木蓮とは、本来モクレン科に属する植物の総称ですが園芸では紫木蓮のことを指します。
「自然への愛」という花言葉は、春に花と葉を一気に芽吹かせる姿に由来しています。また、木蓮の木は恐竜が生きていた1億年前頃には存在していたとされ、その頃から変わらずに美しい花を咲かせていることから「持続性」という花言葉も付けられました。
開花時期は、3~5月。
●花梨(かりん)
カリンは3月~5月ごろに淡いピンク色の花を咲かせ、果実は10月~11月ごろに熟します。
果実は芳香を放ち、果実に含まれる成分(カリンポリフェノール)はのどの炎症をしずめるとされ、のど飴にも多く配合されています。
和名のカリンは、その木目がフタバガキ科の花櫚(かりん)に似ていることに由来するともいわれます。
なお、かつてカリンはボケ属(Chaenomeles)に分類されていましたが、現在はカリン属(カリンのみの1属1種)とされます。
春の花(果実は秋)。花色はピンク、白。
開花時期は3月~5月、熟果期は10月~11月。
花言葉の「豊麗」は、春に淡く美しいピンク色の花を豊かに咲かせることにちなむといわれます。