辛夷(こぶし) ・編笠百合(あみがさゆり)
●辛夷(こぶし)
モクレン科モクレン属、学名はMagnolia kobus。和名のコブシは、集合果でデコボコした果実の形状が握りこぶしに似ていることに由来します。また、つぼみの形が子供の握りこぶしに似ているとする説もあります。
昔はコブシの花が咲く時期に田打ち作業を始めたことから「田打ち桜(タウチザクラ)」の別名もあります。
花言葉の「愛らしさ」は、子供の握りこぶしのようなつぼみの形にちなむともいわれます。
また「友情」「友愛」の花言葉は、純白で曇りのない花姿に由来するといわれます。
開花時期は、3~5月。
●編笠百合 (あみがさゆり)
釣り鐘のような形をした花で、下向きに咲きます。その見た目から「編笠百合(アミガサユリ)」という名前がつきました。
細長い葉の先端は、巻きひげのようにクルッとした形になります。原産は中国です。
アミガサユリの球根には、鎮痛、止血、咳止めなどの薬効があり、生薬や漢方薬として利用されます。
厚い鱗のような根が、二枚の貝が向かい合っているような形をしていることから、別名“貝母(バイモ)”と呼ばれるようになりました。
花言葉は、「謙虚な心」「努力」「威厳」。
開花時期は、3~4月。花色は緑色。