土筆(つくし) ・ 馬酔木(あせび)
●土筆(つくし)
早春に田んぼや土手などに、土から筆のように顔を出して、すくすくと伸び、筆のような形の頭から胞子を散らした後は、枯れて下から「スギナ」が出てきます。
土に突き立てた筆のように見える姿から、土筆(ツクシ)と表記されます。
毎日ぐんぐんと土から突き出てくる様子から「突く突くし」が変化し、「つくし」になったとも言われています。
「向上心」という花言葉は、毎日1センチ位ずつぐんぐんと伸びてくる様子からつけられたようです。
開花時期は、3~4月。
●馬酔木(あせび)
鈴のような白い花を、枝いっぱいに咲かせるアセビ。アセビとは、ツツジ科・アセビ属に分類される常緑性の低木です。葉や茎に含まれる有毒成分よって「足がしびれる」ことが変化して「アセビ」と名付けられました。
アセビは株全体にアセトポキシンという有毒成分を含んでいます。葉っぱを食べた馬が酔っ払ったようにふらふらしてしまったことから、馬酔木と名付けられたようです。
万葉集にアセビを題材とした和歌がいくつかあることから、奈良時代にはすでに栽培されていたとされます。
花言葉は、「犠牲」「献身」。