仏の座(ほとけのざ) ・ 藪椿(やぶつばき)
●仏の座(ほとけのざ)
ホトケノザは、シソ科の一年草です。茎を取り囲むようにつく葉がという仏さまの蓮華座に見立てられ、「仏の座」という名前がつけられたといわれています。
花言葉も、蓮華座に座る仏さまを連想したものとも言われ、全国の道端や草むらに生えている野草です。
春の七草にも「ホトケノザ」が登場しますが、この植物ではなく、キク科の小鬼田平子(コオニタビラコ)のことを指しています。ホトケノザの葉や茎は毒は持ちませんが、食用には向きません。
花の蜜は甘く、子どもがそれを吸って遊ぶこともあります。
花言葉は「調和」「輝く心」。
開花時期は、2~5月。
●椿(つばき)
日本の花木の代表である椿は、昔から庭木として人気があります。
赤色の花言葉は、控えめなすばらしさ・気取らない優美さ・謙虚な美徳。別名は、耐冬花(タイトウカ)、藪椿(ヤブツバキ)。
椿はその美しさから人気のある花木ですが、花がポトリと落ちる様が武士の首が切り落とされる様子と重なることから縁起が悪い花ともされています。
花びらは5~12cmと大輪のものが多く開花時期は、2〜3月頃の冬の寒い時期が見頃です。
椿とよく似た花木に「山茶花(サザンカ)」があり、2つは同じツバキ科ツバキ属の植物ですが、特徴に違いがあることから同じものとしては扱いません。椿は、平たく花が咲かず(カップ状になる)まるごとポトリと落ちて散ります。一方、山茶花は、平たく花が咲き、それぞれの花びらが散ります。