石楠花(しゃくなげ) ・ 桃の花(もも) ・ 白木蓮(はくもくれん)
●石楠花(しゃくなげ)
シャクナゲは、大きく豪華な花びらをつけることから「花木の女王」と呼ばれています。元々は高山の奥地にしか自生していなかったことから、ミステリアスな印象もあります。
花言葉の「危険」「警戒」は、採りに行くのに危険を伴うことから、また、「威厳」「荘厳」は、高山の奥地に咲いている様子に由来しています。
開花時期は、3~6月。
●桃の花(もも)
梅の花が終わる頃、桜とともに咲き始める桃の花。の名称の由来は諸説ありますが、たくさんの実がなることから「百(もも)」が果実の名前になったという説や実が赤いので「燃実(もえみ)」が転じたとする説もあります。
桃の国原産は中国ですが、日本への渡来はかなり古く、弥生時代の出土品の中からモモの種子が見つかっています。中国では桃には不老長寿を与え、邪気を払う神聖な力があると信じられていました。日本でも古くから鬼や悪魔を退散させる魔除けの力があるとされ、女の子の成長と幸福を願う行事として、桃の節句が広まったともいわれます。
花言葉は、「私はあなたのとりこ」「天下無敵」「気立ての良さ」。
開花時期は、3~4月。
●白木蓮(はくもくれん)
白木蓮はモクレンの仲間で、真っ白な花が春の訪れを感じさせてくれる落葉高木の1つです。花が開くと風が上品な香りを運び、心を和ませてくれます。
白木蓮はモクレン属の植物で、厳密には木蓮(別名、紫木蓮)とは異なります。
白木蓮は樹高10~15mほどに生長し、春になると新葉が出る前に大型で厚みのある白い卵形の花を上向きにたくさん咲かせます。紫木蓮に比べて開花時期が早く、2~3日ほど咲いた後に枯れてしまいます。花びらは肉厚で、満開になると強い香りを放つことが特徴です。また白木蓮の性質のもう1つが開花期に葉っぱをつけないことがあります。また、花は完全に開ききらず、斜め上向きに白い花を咲かせるのが特徴です。
花言葉は、「気高さ」。
開花時期は3~4月。