山法師(やまぼうし) ・ 吸い葛(すいかずら) ・ 紅花詰草(べにばなつめくさ)
●山法師(やまぼうし)
山法師は真っ白い花のような総苞片をつける樹木です。総苞片が見られるのは5~7月頃で、先端の尖った花のような総苞片を4枚広げ、その中心に黄緑色の小さな花が球状に集合しています。9月頃には実が赤く熟し、その後11月上旬頃には紅葉を楽しむことができます。
花言葉は、「友情」。
開花時期は、5~7月。
●吸い葛(すいかずら)
和名の吸い葛(スイカズラ)はかつて花を口にくわえて甘い蜜を吸ったことに由来するといわれます。英名のハニーサックル(Honeysuckle)も蜜を吸うという意味です。スイカズラの花は白色から黄色に変化していきます。一つの枝に白と黄色の花が同居することもあり、中国では「金銀花」と呼ばれます。
花言葉の「愛の絆」「献身的な愛」は、スイカズラがツルによって他の木にまつわりつくことにちなみます。
開花時期は、5~7月。
●紅花詰草(べにばなつめくさ)
春から初夏にかけて、鮮やかな緑の三小葉の葉をつけた茎をまっすぐ伸ばして、濃い紅色の小さな蝶形花が円錐形に集まって、次々と咲きます。別名はストロベリーキャンドル。花の名は、イチゴのような形の花穂がロウソクを灯したように見えることから名づけられたそうです。
花言葉「素朴な愛らしさ」は、真っ赤に熟したつぶらなイチゴの果実のようにあどけなさを感じさせる花の印象に与えられたのでしょう。
開花時期は4月~6月。