合歓木(ねむのき) ・ 秋明菊(しゅうめいぎく)
●合歓木の花(ねむのき)
合歓木(ネムノキ)」は、この植物が夜になるとゆっくりと葉を閉じることから「眠りの木(ねむりのき)」が転訛して、ネムノキになったといわれます。
夜になると葉を合わせるように閉じる習性から中国ではネムノキが夫婦円満の象徴とされています。
花言葉の「歓喜」「胸のときめき」はこれにちなむともいわれます。
開花時期は6月から8月。
●秋明菊(しゅうめいぎく)
シュウメイギク(秋明菊)は、涼しくなった人里や野山にひっそりと咲く秋の風物詩です。シュウメイギクの名前は、秋に咲く八重咲きの花がキクに似ていることから名付けられました。実際にはキク科ではなくアネモネと同じキンポウゲ科で、現在では萼片(がくへん)が5枚の一重咲き種が園芸用として人気を集めています。
シュウメイギクには花びらがなく、花びらのように見えるのは萼片が大きく変化したものです。
この世のものとは思えない可憐な咲き姿から、中国で発見された当初は「秋冥菊」という漢字があてられていました。
日本では、京都の貴船山に多く帰化していたことにちなみ、「キブネギク(貴船菊)」の別名でも知られています。
花言葉は、「薄れゆく愛情」や「淡い思い」。開花時期は、8~10月。
花色は、白、薄ピンク、紫。