牡丹臭木(ぼたんくさぎ) ・ 秋明菊(しゅうめいぎく)
●牡丹臭木(ぼたんくさぎ)
夏に、枝先に紅色のつぼみがぎっしりと集まってつき、淡い紅色の小さな五弁の花が次々と開いて、大きいドーム形の花が広い葉の上に咲きます。
花の名は、枝や葉に特有の臭いがあるクサギ(臭木)の仲間で、ボタンの花のように豪華に咲くことから名づけられました。
花言葉は、「輝く美しさ」「運命」。
開花時期は、7~11月。花色は、赤、紫。
●秋明菊(しゅうめいぎく)
シュウメイギク(秋明菊)は、涼しくなった人里や野山にひっそりと咲く秋の風物詩です。シュウメイギクの名前は、秋に咲く八重咲きの花がキクに似ていることから名付けられました。
実際にはキク科ではなくアネモネと同じキンポウゲ科で、現在では萼片(がくへん)が5枚の一重咲き種が園芸用として人気を集めています。シュウメイギクには花びらがなく、花びらのように見えるのは萼片が大きく変化したものです。
この世のものとは思えない可憐な咲き姿から、中国で発見された当初は「秋冥菊」という漢字があてられていました。
日本では、京都の貴船山に多く帰化していたことにちなみ、「キブネギク(貴船菊)」の別名でも知られています。
花言葉は、「薄れゆく愛情」や「淡い思い」。
開花時期は、8~10月。花色は、白、薄ピンク、紫。