紫式部(むらさきしきぶ) ・ 白式部(しろしきぶ)
●紫式部の花実(むらさきしきぶ)
紫式部は、美しい花と、紫色の美しい実が特徴的です。その華やかな色合いの花や実によって、観賞価値の高い花として認知されているそうです。
濃い紫色の実をたくさん付けることから、紫重実(むらさきしきみ)と呼ばれていましたが、それが変化して紫式部(むらさきしきぶ)になったのが和名の由来です。
6~8月頃に、先が4つに裂けた釣鐘状の小さな淡紫の小花を多数咲かせ、ほんのりとした香りがあります。
9~12月には、全体に小ぶりながら色の濃い5~6㎜の実のすべてが、葉の上側にびっしりと並んで付きます。
花言葉は、「聡明」。開花時期は、6~8月、結実は、9~12月。
●白式部の実(しろしきぶのみ)
初夏に、長く伸ばした枝についた葉のわきに、真っ白な小花が長いおしべを突き出して枝下から咲き上がりながら、次々と枝にそって数多くの緑の実を結び、秋になると実が白くなります。
花の名は、ムラサキシキブ(紫式部)の変異種で、実が白いことから名づけられました。