もってのほか食用菊 ・ 臭木(くさぎ)
●もってのほか食用菊(しょくようぎく)
秋の花といえば、菊の花。日本人にとっては、春の桜とともに、馴染み深い花のひとつです。生花や刺身のつま物の小菊など一年を通して栽培される中で、食べる菊「もってのほか」は欠かすことのできない旬の食材です。
菊は日本の代表的なエディブルフラワーのひとつ。しゃきしゃきとした歯ごたえと、ほのかな香り、そして甘さとほろ苦さが、日本独特の繊細な味・伝統の味として、人々に親しまれてきました。
「もってのほか」は、食用菊の中では晩生で、収穫は9月下旬から始まり、晩秋の11月上旬頃に終わります。
食用菊は花びら(花弁)の部分を食べますが、もってのほかの花びらは筒状になっているため、茹でても形が崩れず、しゃきしゃきとした歯ざわりが特徴です。
●臭木(くさぎ)
シソ科クサギ属のクサギ(臭木)(学名:Clerodendrum trichotomum)は日本では臭木と言った名前が付いており、日本、朝鮮半島、中国が原産地となっています。
クサギ(臭木)の名は、葉に悪臭がある事からこの名がつけられました。
秋には紺の果実と赤のがくを付けます。
開花時期は、7月~10月。花色は白色。
花言葉は、「運命」「治療」。