八つ手(やつで) ・ 万両(まんりょう)
●八つ手(やつで)
ヤツデは、冬の寒い時期に白い花を咲かせる植物です。冬でも落葉せずに大きな葉を茂らせ、目隠し用の庭木に利用されたり、「先客万来」など縁起を担いで玄関先や門の脇に植えられたりすることもあります。
花言葉の「健康」は、枯れ葉や葉の傷みが目立たない光沢のある丈夫な葉に由来しています。
11~12月が見頃で、小さな白い花が集まって咲き、球状になります。
また冬から春にかけては白い花が果実をつけ、徐々に黒く熟していきます。翌年5月頃には、黒くなった実を鑑賞することができます。
●万両(まんりょう)
秋から冬にかけ、光沢のある小さなたくさんの赤い実をつける万両。昔からセンリョウと並んで縁起のよい植物として知られており、お正月の縁起木としても親しまれています。
花言葉の、「寿ぎ(ことほぎ)」は、お正月の縁起物として飾られる赤い実にちなんでつけられました。また「金満家」は、実が熟してもなかなか落ちない様子の例えです。「財産」は、お金にまつわる名前に由来します。
開花期は7月頃、1cmほどしかない小さな花を枝の先に咲かせます。
花色は白く、芳香があり、花びらは5枚に分かれています。