葛の花(くずのはな) ・ 石榴の実(ざくろ)
●葛の花(くずのはな)
花言葉は「活力」、紅紫色の日本伝統の植物。
8月から9月にかけて咲き、季語は初秋。秋の七草の1つとして万葉集にも歌が詠まれ、古くから観賞用の植物として日本人に親しまれてきました。
また、漢方薬の葛根湯や、くずきりや葛餅など和菓子の材料としても利用され、日本人にとってはなくてはならない身近な存在の植物となっています。
●石榴の実(ざくろのみ)
春に細かく枝分かれして伸びた枝先に、初夏から鮮やかなオレンジ色の花が咲き、実ザクロは秋に熟して割れるとルビー色に透きとおった甘酸っぱい果肉(仮種皮)の粒々が現れます。
石榴の特徴は、赤く先端がとがっている果皮、実が熟すと裂けます。ザクロの名前の由来には諸説あり、原産地とも考えられるペルシア湾東方の「ザグロス山脈」の名にちなんだという説などがあります。
ザクロの実の花言葉「愚かしさ」は、うっかりザクロを食べてしまったギリシア神話に由来。もうひとつの花言葉「結合」は、ザクロの果実の粒が集まっているところからきているようです。
開花時期は、6月。