千両(せんりょう) ・ 南天の実(なんてんのみ)
●千両(せんりょう)
千両は、日本に古くからある低木の1つです。今も昔も愛される庭木の定番で、赤や黄色の実をつける枝は、正月飾りによく見かけます。
万両とともに「千両、万両」と称され、商売繁盛の縁起木としても人気です。
花言葉は、「利益」「裕福」「財産」。たくさんの実をつける姿が豊な印象を与えることにちなみます。
開花期は6~9月、※実がなるのは10~2月です。
●南天の実(なんてんのみ)
南天は、中国や日本が原産の常緑低木で、自然界では1~3mほどにまで生長します。漢名の「南天燭」から、日本では「ナンテン」と呼ばれています。
夏に咲いた白い花は徐々に赤色になり、冬になると真っ赤な果実を実らせます。
魔除けや火災よけの効果がある植物とされ、江戸時代には玄関先によく植えられていました。鬼門と呼ばれる南西の方角に置くのがよいとされています。他にも、難を転ずる→難転→なんてん、という意味合いから、お年寄りが転ぶときに寄りかかることができる木として、トイレの近くに植えられていたようです。
花言葉は、「幸せ」「私の愛は増すばかり」「よき家庭」。 開花期は6~7月、11~12月に実をつけます。