金盞花(きんせんか) ・ 吸い葛(すいかずら) ・ 蛍袋(ほたるぶくろ)
●金盞花(きんせんか)
キンセンカは、地中海沿岸を原産とするキク科の一年草もしくは多年草です。
草丈は10~60cmに生長し、茎の先にオレンジや黄色の花を咲かせます。花びらは一重と八重の品種があり、日の光を浴びて咲きはじめ夜になると閉じる性質があります。
花名の金盞花(キンセンカ)は、花が黄金色で「盞(さかずき)」のような形をしていることに由来するともいわれます。
花言葉は、「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」。開花時期は、3~6月。
●吸い葛(すいかずら)
和名の吸い葛(スイカズラ)はかつて花を口にくわえて甘い蜜を吸ったことに由来するといわれます。英名のハニーサックル(Honeysuckle)も蜜を吸うという意味です。スイカズラの花は白色から黄色に変化していきます。一つの枝に白と黄色の花が同居することもあり、中国では「金銀花」と呼ばれます。
花言葉の「愛の絆」「献身的な愛」は、スイカズラがツルによって他の木にまつわりつくことにちなみます。開花時期は、5~7月。
●蛍袋(ほたるぶくろ)
日本に自生するキキョウ科の多年草で、冬の間は土から出ている地上部が枯れてしまっていますが、春になると芽を出し、初夏にはつりがね式の提灯のような花を咲かせます。
和名の「蛍袋(ホタルブクロ)」は、子どもが袋のような形をした花のなかにホタルを入れて遊んだことに由来するともいわれます。
花色は、白、赤紫、紫。花言葉の「忠実」「正義」。
開花時期は、6月~7月。