編笠百合(あみがさゆり) ・ 桃の花(もものはな)
●編笠百合 (あみがさゆり)
釣り鐘のような形をした花で、下向きに咲きます。その見た目から「編笠百合(アミガサユリ)」という名前がつきました。
細長い葉の先端は、巻きひげのようにクルッとした形になります。原産は中国です。
アミガサユリの球根には、鎮痛、止血、咳止めなどの薬効があり、生薬や漢方薬として利用されます。
厚い鱗のような根が、二枚の貝が向かい合っているような形をしていることから、別名“貝母(バイモ)”と呼ばれるようになりました。
花言葉は、「謙虚な心」「努力」「威厳」。
開花時期は、3~4月。花色は緑色。
●桃の花(もも)
梅の花が終わる頃、桜とともに咲き始める桃の花。
の名称の由来は諸説ありますが、たくさんの実がなることから「百(もも)」が果実の名前になったという説や実が赤いので「燃実(もえみ)」が転じたとする説もあります。
桃の国原産は中国ですが、日本への渡来はかなり古く、弥生時代の出土品の中からモモの種子が見つかっています。中国では桃には不老長寿を与え、邪気を払う神聖な力があると信じられていました。
日本でも古くから鬼や悪魔を退散させる魔除けの力があるとされ、女の子の成長と幸福を願う行事として、桃の節句が広まったともいわれます。
花言葉は、「私はあなたのとりこ」「天下無敵」「気立ての良さ」。
開花時期は、3~4月。