額紫陽花(がくあじさい) ・ 浮釣木(うきつりぼく) ・ 銭葵(ぜにあおい)
●額紫陽花(がくあじさい)
中心の花を飾る額縁のように、周りにだけ花を咲かせるガクアジサイ。かつてはポンポンのように花を付けるホンアジサイが主流でしたが、最近はそんな見た目がユニークなガクアジサイの人気が出てきています。ガクアジサイの特徴は、花の形です。
中心に集まっている小さな蕾のようなものが花びらで、その外側にはガク(葉っぱが変化した花を守る部分)が大きな花びらのようについているます。この様子が額縁に似ていることから「ガクアジサイ」と名付けられました。
花言葉は「謙虚」。
開花時期は、5~7月。
●浮釣木(うきつりぼく)
別名はチロリアンランプ。春から秋まで、細い茎の葉のわきから垂れさがる長い花柄に5稜形の萼が赤く色づきふくらむと、おしべとめしべの花柱が飛び出した黄色い花が咲きます。花の名は、釣りの浮きが浮いているように見える花の姿から名づけられたようです。
花言葉「さまざまな愛」。
開花時期は、6~10月。
●銭葵(ぜにあおい)
春の野山を散歩していると、ゼニアオイの花に出会うことができます。スミレやパンジーに似た花姿がかわいらしく素朴な山野草として人気があります。草丈60~120cmほどに生長し丸い葉っぱを互い違いに生やします。春から夏にかけて、3cmほどの小さな紫色の花を咲かせます。この花の大きさが一文銭と同じくらいであったことから、名付けられたとされています。
花言葉は、「初恋」「恩恵」「調和」。
開花時期は5~7月。