雲南黄梅(うんなんおうばい) ・ 三椏の花(みつまた) ・ クリスマスローズ
●雲南黄梅(うんなんおうばい)
早春に、根元からよく枝分かれして垂れ下がった枝に、花びらが6~8つに裂けた一重の花が緑の葉の間から咲きます。花の名は、中国の雲南地方に自生し、黄色い花の形がウメ(梅)に似ていることから名づけられました。
花言葉は、「優美」。
開花時期は、1~4月。
●三椏の蕾・花
真っ白なミツマタの蕾(つぼみ)が、まるで雪が積もったような風情です。
ミツマタの花は、〝黄色い花〟か、〝赤い、朱色の花〟か、いずれかの花が開花するのだそうです。三椏(みつまた)という字の意味は、ミツマタの木の枝(えだ)が必ず3つに分かれることからだそうです。
花言葉は、「強靭」、「壮健」、「以外な思い」、「永遠な愛」、「肉親の絆」。「強靭」「壮健」は、樹皮の繊維が強いことで日本では紙幣の原料となることからの由来から、「永遠な愛」「肉親の絆」は、ミツマタから作られる和紙が、長期保存にも耐えることから転じて、長く続く縁や絆をイメージしたと言われます。
ミツマタの花の開花期は、3〜4月。
●クリスマスローズ(別名寒芍薬:かんしゃくやく)
花名のクリスマスローズは、クリスマスの頃にバラに似た一重咲きの白い花を咲かせることに由来します。また、クリスマスローズは下向きに咲く花の風情から和名を寒芍薬と呼ばれ、茶席に似合う茶花として12月~3月の長きにわたり飾られます。
花茎は上部で分枝、先端に数個の花をつけ、花色は淡黄緑、白、赤紫色など多くの園芸種があります。花弁は中心部の小さい部分、美しく見えるのはガク片で、咲き終わっても長い間枯れずに鑑賞することができます。貴重な原種に微かな香りや、黄色の八重咲きの花もあります。
花言葉は「慰め」。
開花時期は、12月~2月。