夏咲きコスモス ・酔仙翁(すいせんのう) ・荒地宵待草(あれちよいまつぐさ)
●夏咲きコスモス
コスモスは「秋桜」と呼ばれ、秋の季語にもなっている植物です。しかし、最近では、夏にも咲いていることから、秋よりも夏のイメージを持っている方も多いかもしれません。
花言葉は、白色:『美麗』『優美』、黄色:『野生の美しさ』、茶色:『恋の終わり』、ピンク色:『乙女の純潔』、赤色・紫色:『乙女の愛情』。
コスモスの開花時期は、6~11月頃と長いです。これは、7~8月頃に咲く「夏咲き」、10~11月に咲く「秋咲き」、夏咲きと秋咲きの間の9月に開花させる「早咲き」(種まきから約3ヶ月後に開花)の3つの種類が入れ違いに咲いていくからです。見頃を迎えるのは7~10月頃となっています。
もともとは、「秋咲き」のコスモスが明治17年に伝わってきた最初のコスモスで、夏咲きや早咲きのコスモスは品種改良によって生まれたそうです。
●酔仙翁(すいせんのう)
晩春から夏に、やわらかな白い綿毛でおおわれた茎の上部で枝分かれを繰り返しながら、銀白色の葉の間からすっと伸びた茎先に、紅紫色の五弁花が一輪ずつ次々と咲きます。
花の名は、センノウ(仙翁)の仲間で赤い花を酔って赤くなった顔にたとえて名づけられました。赤い花をほろ酔いの仙人(仙翁)にたとえたともいわれています。
花言葉の「私の愛は不変」は、よく分枝する茎先に鮮やかな紅紫色の花が次々と咲き、長い間楽しめることからつけられたそうです。
●荒地宵待草(あらちよいまつぐさ)
開花時期は4~9月。
花は芳しい香りを放つ黄色い大きな花で夕方から咲はじめ、翌朝にはしぼむ1日花です。
野生化して荒地などに多くこれが名前の由来です。
夕暮れに浮き立つ花と香りから、花言葉は、「浴後の美人」。