春の写句 2
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春の風黄花散り亀甲羅干す
木蓮の花咲く頃に父墓を参
木蓮や白き光りて墓碑の虫
小寒いね桃花つぼみ春うすく
春の街あれやこれやの迷い道
水の音土手に芭ゆるや蕗の薹
白木蓮墓に眠りし人想い
ウオーキング鶯鳴きてホッとして
風ゆらぎ行く先迷う春の街
梅の木の地にポッコリと蕗の薹
水音の辺に群れ咲く仏の座
蕗の薹まだらに這ゆる蕾かな
わらわらと春ほのぼのと猫笑う
陽は寒しそれでも芽吹き辛夷かな