冬の写句 2
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ジャズの音冷たき部屋の小春かな
冬桜咲きて見下ろす浄妙寺
冬雀ねずみの如く群れうごき
ファインダー掴み採ろうか冬紅葉
初ふりてわずかに残る萱のゆき
冬の梅二の人生を感じをり
寒木瓜や薄紅細く春を待つ
メジロ来て暖の気配や寒桜
凍てついて三輪も咲く木瓜の花
冬の朝二の人生を歩みをり
小鷺たち蒼き水底冬の川
風花やひとつひとつと溶けにけり
石蕗や駿河の国の人と居り
寒木瓜やひとつづつ三輪も咲き